『花本来の美しさをこだわりのパッケージで演出【DILIGENCE PARLOUR】』

誰もが一度はSNSなどで見たことがあるであろう、クリアバッグに入ったカラフルな花の数々。このスタイルが代名詞となったDILIGENCE PARLOURは、アイスクリームショップのワゴンで花を販売しはじめた創業当初からそのコンセプトを貫いている。

リボンやカラーペーパーを用いない、クリアバッグでの包装には2つのこだわりが。1つ目は、花だけではなく茎や葉も美しい、植物本来の美しさを最大限に引き立てること。つい花だけに目が行きがちだが、それぞれの葉や茎にも個性があり、それを十分に引き出す工夫がなされている。そして2つ目は、パッケージを持って街を歩く風景を作ること。ブーケなどを作って終わるのではなく、購入した人やもらった人の日常の風景の一部になることを目指している。

ちなみにこちらのパッケージ、包装代がかからないというから驚きだ。花は一輪約300円から用意があり、1輪のみをカジュアルなギフトとして買う方も多いそう。つい顔がほころぶ、センス抜群の贈り物になりそうだ。

いつ足を運んでも表情が変わり、新鮮な気持ちで花選びができるDILIGENCE PARLOURにはある工夫がある。なんと1週間のうち3日ある仕入れ日を、異なるフローリストが担当するそう。こうしていつ訪れても新しい発見のあるラインナップを実現している。一輪でも絵になる、インパクトのある花の入荷も欠かさない。

また、DILIGENCE PARLOURはSDGs的な観点から、紙袋の回収やラッピングレスブーケの提供も行っている。その延長線上で古着ショップDEPTとのコラボレーションを展開したことも。ヴィンテージスカーフでつつんだブーケは、これまでにないユニークさを放っていた。今後も定期的な開催を予定しているという。ぜひチェックしたい。